令和四年度 十月「例祭」のご案内
例祭(れいさい)とは、神社で毎年行われる祭祀のうち、最も重要とされるもののことである。例大祭では神事舞・東遊(あずまあそび)が奉納されます。なお例大祭の前夜に行われる前夕神事では境内の明かりが消され、御神楽(みかぐら)・人長舞(にんちょうまい)が奉納されます。
「東遊」は舞を伴うところから「東舞」「駿河舞」ともいわれ、神事舞の中でも代表的なものとされている。 もとは東国で行われたものが、外来の楽の隆盛と共に奈良の都に伝えられた。一時衰退の傾向にあったが貞観三年(861)東大寺大仏供養の時に行われてより東国特異の曲節を持った東遊の歌舞は再び好尚に上り、その後寛平元年(889)賀茂祭に用いられ、東国の民間歌舞が平安の都の祭祀用の歌舞へと転じていった。その後朝廷の衰微にともない中絶したが、文化十年(1813)神事舞として再興され今日に至っている。