広く世の中の安寧を祈り、御祭を慎んで奉納される例祭では
大神様のご加護を感謝し御神楽や東遊など神々しい舞が奏されます
例祭では東遊(あずまあそび)が奉納されます。なお例祭の前夜に斎行される前夕神事では境内の明かりが消され、御神楽(みかぐら)・人長舞(にんちょうまい)が奉納されます。
「東遊」は舞を伴うところから「東舞」「駿河舞」ともいわれ、神事舞の中でも代表的なものとされている。 もとは東国で行われたものが、外来の楽の隆盛と共に奈良の都に伝えられた。一時衰退の傾向にあったが貞観三年(861)東大寺大仏供養の時に行われてより東国特異の曲節を持った東遊の歌舞は再び好尚に上り、その後寛平元年(889)賀茂祭に用いられ、東国の民間歌舞が平安の都の祭祀用の歌舞へと転じていった。その後朝廷の衰微にともない中絶したが、文化十年(1813)神事舞として再興され今日に至っている。
前夕神事
庭燎(にわび)の明かりの中で御神楽「人長舞」(にんちょうまい)を奉納します。
御神楽とは歌を中心としたもので、これに笏拍子・和琴・笛・篳篥の伴奏が加わります。人長とは所作の指図を行う神楽人の長のことで、神々しい舞が奏されます。これを人長舞といいます。
令和元年 10月8日 午後7時半:斎行
例祭
氏子崇敬者の皆様にご参列いただき、広く世の中の安寧を祈り、御祭を慎んで奉仕致し、大神様のご加護をご祈念いたしております。
舞人6人・楽人5人が「東遊」(あずまあそび)を優雅に奉納します。「東遊」は舞を伴うところから「東舞」(あずままい)・「駿河舞」(するがまい)ともいわれ、神事舞の中でも代表的なものとされています。舞楽とは異なり純国風の雅やかな舞です。